浜松町医学部進学フォーラムレポート 2023年7月17日

2023年7月17日、海の日に、浜松町の東京都立産業貿易センター浜松町館にて、医学部進学フォーラムが催されました。

日経新聞で毎回告知がある「あのイベント」ですね。

予備校の相談ブースは午前中だったこともあってか(?)人数少な目でしたね。
いや、午前中というよりも、時期が7月ということもあるのかもですね。
既に多くの受験生は予備校に通っている時期ですから。

あるいは、4月に予備校に入ったものの、いまひとつ相性があわなかったり指導方針がしっくりこなかったりなどの理由で「予備校変え」を考えている人のために営業をかけるためのブースなのかもしれません。

こちらは学費の高さと高級ホテルのコンシェルジュなみの対応が評判の富士学院のブース。

とにかく富士学院は学費が高いことで有名。
兄弟あわせて浪人中は数千万円払ったという家庭もザラにあるほどです。

しかし、そのぶん対応はいたれり尽くせりとのことです。
受験会場の最寄りの駅の切符まで手配してくれるようですし、試験当日は大学の受験会場まで引率もしてくれるそうです。

また食事も栄養バランスを考えたものが出されるなど、ほんとうに至れりつくせり。入塾前の説明会に遠方から訪れるご家庭には新幹線などの交通費も負担してくれるという話も聞きました。

しかし逆に言えば、このような「いたれり尽くせり」のサービスは、富裕層が利用する高級老人ホームのようなサービスともいえなくもありません。
高齢者の方は仕方ありませんが、まだ若くてエネルギッシュな受験生たちに、至れり尽くせり過ぎなサービスはどうなのでしょう?という声もあがってはいますが、この居心地の良さが良いという受験生も少なくないですね。

メディカルコネクト。
やっぱり予備校コーナーは人が少ないですね。
すでにお子さん通っているパターンが多いからかもですね。

ちなみに、「メディカルコネクト」は、どのような予備校かというと、1951年に創立された一橋学院を起源とし、医学部受験に特化した独自の指導方法を展開している予備校です。

20年以上にわたる伝統を受け継ぎ、2022年度には医学部医学科受験生の「全員合格」を達成しました。少人数制の各コースでは、徹底的なサポートを提供しており、最近では、映像授業やコーチングなどの学習効率向上の工夫を取り入れているようです。

特に私立大学医学部への合格実績が豊富で、慶応大学医学部や東京慈恵会医科大学などの最難関大学への合格者も多数輩出しているようです。

さらに、高卒生には合格保証制度があり、一次合格ができなかった場合は翌年の受講料を100%保証しています。ICTを活用した双方向の少人数制ライブ授業やチューター制度による精神面でのサポートなど、一人ひとりに寄り添った指導も特長としています。

あとは、SAPIXと代ゼミもブースを出していましたが、がらーんとしていました。

それに反してチェコ国立大学医学部のブースはけっこう盛況でした。

こちらは北陸大学医学部の相談コーナー。

「待ち」の人もちらほらいますね。

この画像だけだと伝わらないかもしれませんが、聖マリアンナ医科大学の相談ブースはけっこう盛況でしたよ。

獨協医科大学のブース。

全体的な印象としては、「~医科大」のつく大学のブースには相談者が少なかったような気が。

こちらは北里大学です。

東京医科歯科大学は人気ですね。

ヨコイチ(横浜市立大学)の医学部コーナーはまあまあといったところ。

富山大学医学部の相談ブース。

藤田医科大も相談者1名のみ。

川崎医科大学の相談窓口です。

順天堂コーナーは人気でしたね~。
そりゃそうか。

順天堂大学医学部が人気な理由は、いろいろとありますが、教育理念やアドミッションポリシーに魅力を感じる親や受験生が多いからでしょうね。

また、国家試験合格率が高く、奨学金制度も充実しているうえに、学費が他の私立医学部に比べて安く、さらに先生と生徒の距離が近く、生徒同士で切磋琢磨する学習環境も魅力的ともいえるでしょう。

大学全体が教育に力を入れ、先進的な授業内容を提供していることや、優秀な先輩が多い点や、看護学においては教員アドバイザー制度があり、先生が学生に仁の精神を持って相談に乗ってくれることなども、順天堂大学に入学した学生たちの多くが語っていることです。

国際医療福祉も負けず劣らずの人気っぷり。

この大学の特徴は学生の7人に1人が留学生という国際的な学修環境でしょうね。大多数の科目が英語で行われ、学生は主導し参加型のアクティブラーニングを行っています。さらに、90週にわたるクリニカルクラークシップ(診療参加型臨床実習)は世界水準を上回り、6年生全員が4週間以上の海外臨床実習に参加します。また、多くの外国人教員と海外での臨床・教育・研究の経験が豊富な日本人教員も在籍しています。

というわけで。

あくまで午前中の部のみからだけの印象ですが、聖マリ、順天、医科歯科、国際医療福祉、チェコのブースが人気があるように感じました。

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